組織がうまく機能するために、ちょっとしたヒント集!
教育・コーチングに関するTips
なぜ教育成果が上がらないのか?
いくら教育をしてもちっとも成果が上がらない、という話をよく伺います。なぜなのでしょうか?
例えば接客に関していえば、「お客様の立場になって考えて接客しなさい」と何度教えてもなかなかうまくできません。逆にできる人は教育などしなくても自然とできるようになっています。
それではできない人はどう教えてもできないから、教育はやるだけ無駄なのでしょうか?
コビーという人が「Seven Habits(7つの習慣)」という本を書いています(新刊で再編集した「8つの習慣」も出ています)が、彼はその本の中で、一つずつステップを踏んで習慣にしていかなければ身につかないと言っています。つまり、「お客様の立場になって考えて接客しなさい」というのは、最終形に近いステップだけを教えているので成果が出にくいのです。
コビー氏も書いていますが、本当の意味で相手の立場になって考えるということは、実はそう簡単なことではないのです。まず相手の話を聞くこと、そして理解すること、そしてさらに相手の立場になって感じることが大切です。
教育とは時間のかかるものなのです。
部下の叱り方
よく新聞などで「芸能人で理想の上司は誰?」なんていうものが取り上げられたりしますが、誰しも部下から「理想の上司」と思われたいのは本心でしょう。
だからといってただ甘やかしているわけにも行きませんし、厳しすぎると本人のモチベーションを下げてしまうかもしれません。
そこでしかり方のTipを2つご紹介しましょう。
一つは「人の行動(成果)についてFeed Back(褒める・叱る)するが、人間を責めない」ということです。具体的にいうと、間接的にでも「お前はだめなやつだ」につながる叱り方はせず、「そのやり方は間違っている」のような叱り方をするのです。
もう一つは「なぜできないのか」を問うのではなく、「どうすればできるだろうか?」を問う、ということです。聞き方一つで本人の思考回路のつながり方が全く変わります。なぜできないのかを考えるときは、自分がだめな人間だというマイナス思考になったり言い訳を考えたりします。逆にどうすればできるかを考えるときには、プラスの思考回路につながりますので前向きな意見が聞けるでしょう。
心当たりのある方はご注意を。
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