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面接官は、応募者が入ってきた瞬間に合否を決めている

一般に面接官は、応募者が入ってきた瞬間、あるいは一言目を発した瞬間には既に、その応募者の採用・不採用を決めている場合が多いといわれています。「決めている」というのは少し大げさかもしれませんが、実際面接が終わってみると最初に感じた印象どおりだったというケースは多いはずです。心当たりはありませんか?

これは私たちが過去の経験・記憶から、ひと目相手を見た瞬間にどんなタイプの人間かを直感的に推測できるからです。脳にインプットされている膨大な人物のデータから一瞬にして関連情報を引き出して、目の前にいる人がどんな人間かを推測できるのです。
これにはもちろん個人差はあるでしょうが、人事採用をある程度こなした方は特にこの能力が強いかもしれません。

でも本当に会社にとって適切な人材が採用できているのでしょうか?

人を評価する基準や尺度の違い

私たちはそれぞれ違うパラダイム(考え方の枠組み、価値観)を持っています。面接官もその人なりの価値観を持っているわけです。

面接官が、ある初対面の人物に対して直感的に持った第一印象とは、その面接官の価値観を基準に判断された評価である可能性が高いことになります。すると応募者に下された評価は、ある偏った基準・尺度で行われたことになるのです。
これを続けていくとどうなるのか? そうです、ある偏った人材の集団になっていくわけです。

人材が偏ることでどんな問題が起こるのか?

大きな企業であれば、何人かの面接官がそれぞれの評価をつき合わせて検討し合否を決めるでしょうから、それほど大きな問題はありません。
小さな会社で一人あるいは少数の担当者が、長年にわたって採用を続けている場合は注意が必要です。特に社長が面接をして、一人で全て決めている会社で問題が起こる場合が多くなります。

ではどんな問題が起こるというのでしょうか?

それは価値観の近い人間の集まり、言い換えればイエスマンの集団になる可能性があるからです。この組織では日頃の運営はとても気楽でしょう。NOという人がいないのですから。
しかしご存知の通り、変化のない企業組織がずっと生き残っていける時代は残念ながら終わってしまいました。
様々な価値観を持った人間同士が意見を交換し合うことで、変化し続けていくことが必要不可欠なのです。

現在人事採用を一人で行っているという組織では、ぜひこの機会に見直しをしてみてはいかがでしょうか?


面接で何を聞く?

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