シミュレーション

「なぜ中核問題は解決されずに残っていたのか?」

 

ここはある会社の会議室です。今期の会社の売上目標到達が厳しくなってきているため、臨時の営業会議が行われています。出張中の社長から具体策を検討しておくよう指示を受けています。

 

総務部長 「現状の売上水準では今期の目標を5%ほど下回ることになりますが、営業部として今後の見通しはいかがですか?」

 

営業部長 「営業担当者個々人は良くがんばっているけど、何しろ競争が厳しいからねえ。予算達成は簡単じゃないですよ。」

 

企画部長 「営業担当者のモチベーションを上げるために予算達成者に特別ボーナスを設定したらどうだろう。」

 

営業部長 「面白いと思うよ。成果報酬をもっと取り入れるべきだという意見の社員は多いからね。」

 

総務部長 「そうですね。それではこれについては早急に社長に相談してみましょう。」

 

経理部長 「それと売上が厳しいのであればもう一段のコスト削減が必要と思うんだけど、全部署から経費節減の独自案を提出してもらうというのはどうだろう。」

 

企画部長 「コスト削減は確かに大事ですけど、もう削れるところは少ないのではないでしょうか。それよりも商品の販売チャネルを広げることのほうが重要だと思いますが・・・。」

 

営業部長 「それができたらとっくにやっていますよ。それより訴求方法には問題がないのか検討するほうが先だと思うよ。」

 

・・・・・・

・・・と、会議はまだまだ続くのでした。

 

 中核問題は、解決するのが難しい問題である場合が多いものです。ですから様々な問題が挙げられた中にもし中核問題が含まれていたといても、他の比較的解決しやすい問題(症状)から具体化されていき、中核問題(原因)は保留になってしまう場合があります。

 

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